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インタビュー:
神戸校卒業生
富田 恭子

インタビュー 神戸校卒業生 富田恭子

国宝犬山城を擁する愛知県・犬山市。その風情ある城下町に建つ、古民家を改装したPâtisserie La Mieux(パティスリー・ラ・ミゥ)は、週1日だけの営業にもかかわらず常連客に加えて県外からもファンが訪れる評判のお店。そのオーナーパティシエールが、神戸校で2013年に菓子ディプロムを取得した富田恭子さんです。

 

インタビュー 神戸校卒業生 富田恭子

長く事務系の会社員だった富田さんは、手作りのお菓子が周囲の人を笑顔にする経験を通して、お菓子作りの魅力に夢中になりました。その気持ちが高じて、次第に一生現役の職人になりたいと願うように。しかし、縁あってケーキショップを手伝った時に「今のままではダメだ」と痛感。最高のお菓子を作るために、本物を学べる場として神戸校に入学します。

限られた時間内に一人で仕上げる実習はハードで、最初のうちは緊張とプレッシャーで食事も喉を通らなかったほど。けれども厳しい負荷がかかることで瞬発力や判断力のすべてが磨かれ、短期間で高度な技術を身につけることができた、と当時を振り返ります。
実は神戸校に入学した時には、すでに自身のパティスリーの開店を視野に入れて古民家を購入済み。「目標がはっきりしていた分、真剣でした」と富田さんは笑います。

お菓子の道を目指した時、富田さんは40歳。決して早くはないスタートに焦りもありましたが、やがて回り道も悪くはなかったと思えるように。 「振り返ればすべての道は今に繋がっていたし、これまでの経験は全部今に生かすことができる。大切なのは“これをやりたい”という強い気持ち。何歳からでもスタートは遅くないことに気がついたんです」
今、まさに自分らしい形で夢を実現し、充実した日々を過ごしています。

 

インタビュー 神戸校卒業生 富田恭子

ル・コルドン・ブルーを選んでよかったことは?
ル・コルドン・ブルーには製菓の道を極めるためのすべてが揃っています。これほど贅沢な学びの環境はありません。ゼロから全部一人でケーキを仕上げることで、レシピに対する理解力と技術力、作業工程の段取りやセンスが磨かれました。素晴らしい仲間との出会いも、この学校に通ったからこそだと思っています。

ル・コルドン・ブルーでの経験が今の仕事にどう活かされていますか?
新しいお菓子に挑戦する時やレシピを改善する時、行き詰った時、ふとシェフの言葉がよみがえったり、改めて見返したルセットの中にヒントを見つけたり。私を支えてくれるのは、つねにル・コルドン・ブルーから得たベーシックなのです。

これからル・コルドン・ブルーで学ぼうと思っている人へメッセージをお願いします
入学時には泡立て器も持ったことがないビギナーも、卒業までには自分のオリジナルケーキを作り上げ、特別なテクニックが必要なチョコレートや飴細工までこなせるように。ル・コルドン・ブルーはそれだけのことが学べる場所、それだけのことが身につく最高の学び場であり、なりたい自分に出会える夢実現への扉です。

2017/01/04

 

卒業生インタビュー

東京校 TOP

神戸校 TOP

フィルタ

インタビュー:東京校卒業生 中野 賢太

インタビュー:東京校卒業生 中野 賢太

大学在学時、料理人の道を模索していた中野さんは「料理をやるにもお菓子の知識は必要」とル・コルドン・ブルーの菓子講座を受講。習ったのは、「ガトー・モカ」や「モンモランシー」などクラシックなフランス菓子の数々でした。

フランス人の郷愁を誘う香ばしさ—— きな粉

フランス人の郷愁を誘う香ばしさ—— きな粉

豆腐や豆乳、味噌そして「きな粉」も、もともとは大豆。大豆を煎って粉末状にしたのが「きな粉」。たんぱく質や植物繊維を豊富に含むことから、注目を集めているヘルシーな食材のひとつ。その「きな粉」にシェフが初めて出合ったのは、7年前のことだ。

ジャパニーズスイーツの要、餡

ジャパニーズスイーツの要、餡

「12年ぐらい前でしょうか。まだ日本に住む前、旅行で訪れた際に初めて"餡"を口にして、非常に驚きました。フランスでは豆を砂糖で甘く煮るということはまずしませんから。食感も不思議でした」

これぞジャパニーズハーブ、しそという食材。

これぞジャパニーズハーブ、しそという食材。

「私が“しそ”と出合ったのは、もちろん日本に来てからです。フランスにはない食材ですから」 2000年に来日し、日本での生活も15年目を迎えたドミニクシェフ。しそとは日本食を通じて出合ったという。 「珍しくもあり、初めて味わった時からとても好感の持てる香りでした。」

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