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インタビュー:
神戸校卒業生
加藤 久和

インタビュー:神戸校卒業生 加藤 久和

シトロン、ほうじ茶、ピスタチオ、八丁味噌……目移りするほどバラエティ豊かなフィナンシェの数々。素材にこだわったお菓子が並ぶフィナンシェリーアッシュは、全国的にも珍しいフィナンシェの専門店です。拠点である名古屋はもちろん日本各地にファンが多く、百貨店等の出店やイベントでも大人気。そのオーナーパティシエである加藤久和さんは、2006年に神戸校で菓子ディプロムを取得しました。

 

インタビュー:神戸校卒業生 加藤 久和
インタビュー:神戸校卒業生 加藤 久和

大学卒業後にエンジニアとして仕事をしていた加藤さん。ふと立ち止まって人生を真剣に考えた時、学生の頃に飲食店で働いていたことを思い出し、「自分が目指すのはこれだ」と気づきました。後の独立も視野に入れ、お菓子の道を極めるべく神戸校に入学。ル・コルドン・ブルーのことは愛読していた雑誌を通して知っていたとか。一人で全部仕上げるスタイルや実践的で高度な授業内容が魅力で、「ここで学びたい」と思いました。

神戸校では確かな基礎や伝統的な菓子の歴史など多くを学びましたが、特に心に刻まれたのは、菓子でも料理でもしっかりと自分を出していくこと。「きれいにまとめることも大事だけど、食べる人にどう感じてほしいのか意識するように」というシェフの言葉が忘れられないといいます。「当時の僕は作ることの先に食べてくれる人がいることが見えていなかった。今でも一番大切にしているシェフの教えです」。加藤さんは振り返ります。「シェフのお菓子は確実に僕の人生を変えてくれました」。

卒業後は紆余曲折とさまざまな経験を経て、フィナンシェ専門店をオープン。自身を「職人というより、むしろビジネスマン」と笑う加藤さんは、現在、戦略的にプランを練りながら、経営や宣伝にも力を注いでいます。「将来はフィナンシェの本場パリでも僕のお菓子を皆に食べてもらいたいですね」。さらなる夢に向かって、目を輝かせます。

 

インタビュー:神戸校卒業生 加藤 久和
インタビュー:神戸校卒業生 加藤 久和

 

ル・コルドン・ブルーを選んでよかったことは?
尊敬できるシェフに出会うことができ、シェフのケーキやショコラを沢山経験できたこと。お世話になったシェフが僕の店に来てくれた時には感動しました。卒業後の今に至るまで交流が続いていることは本当に幸せだと思います。

ル・コルドン・ブルーでの経験が今の仕事にどう活かされていますか?
なにかお菓子を作るときはル・コルドン・ブルーのルセットでまず作ってみて、そこから自分のイメージで考えていきます。神戸校で学んだことが僕にとってはすべての基礎となっています。

これからル・コルドン・ブルーで学ぼうと思っている人へメッセージをお願いします
意欲のある生徒には、シェフはどこまでも教えてくれます。混ぜ方一つをとっても、なぜこの粉なのか? どうしてこのタイミングなのか? この温度なのか?……細かいことまで教えてもらえますし、授業後には美味しいケーキ屋さんも教えてもらえますよ(笑) とても恵まれた環境で、本気で学ぶならここしかないと思います。

2017/11/14

 

卒業生インタビュー

東京校 TOP

神戸校 TOP

フィルタ

インタビュー:東京校卒業生 中野 賢太

インタビュー:東京校卒業生 中野 賢太

大学在学時、料理人の道を模索していた中野さんは「料理をやるにもお菓子の知識は必要」とル・コルドン・ブルーの菓子講座を受講。習ったのは、「ガトー・モカ」や「モンモランシー」などクラシックなフランス菓子の数々でした。

フランス人の郷愁を誘う香ばしさ—— きな粉

フランス人の郷愁を誘う香ばしさ—— きな粉

豆腐や豆乳、味噌そして「きな粉」も、もともとは大豆。大豆を煎って粉末状にしたのが「きな粉」。たんぱく質や植物繊維を豊富に含むことから、注目を集めているヘルシーな食材のひとつ。その「きな粉」にシェフが初めて出合ったのは、7年前のことだ。

ジャパニーズスイーツの要、餡

ジャパニーズスイーツの要、餡

「12年ぐらい前でしょうか。まだ日本に住む前、旅行で訪れた際に初めて"餡"を口にして、非常に驚きました。フランスでは豆を砂糖で甘く煮るということはまずしませんから。食感も不思議でした」

これぞジャパニーズハーブ、しそという食材。

これぞジャパニーズハーブ、しそという食材。

「私が“しそ”と出合ったのは、もちろん日本に来てからです。フランスにはない食材ですから」 2000年に来日し、日本での生活も15年目を迎えたドミニクシェフ。しそとは日本食を通じて出合ったという。 「珍しくもあり、初めて味わった時からとても好感の持てる香りでした。」

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