Le Cordon Bleu ロゴ

インタビュー:
東京校卒業生
松崎 恵理

インタビュー:東京校卒業生 松崎 恵理

今年3月に第1回目が実施された日本初の栄養検定試験。健康的な食生活と健康維持のため栄養学の基本を身につけたい人を対象に資格の認定を行う検定です。一般社団法人栄養検定協会の代表理事としてこの栄養検定を主催し、料理研究家としても活躍する松崎恵理さんは東京校の卒業生。2010年にグランディプロムを取得しました。

フランス料理への憧れは、幼少時にお父様からもらった美しい料理書がきっかけという松崎さん。大学卒業後、金融機関に勤めた後も料理好きが高じて独学で腕を上げ、求められるまま知人対象に教室を開くまでに。しかし「もっと知りたい、もっと作れるようになりたい」という気持ちは強く、高校生の頃に本で知り、ずっと気になっていたル・コルドン・ブルーに入学します。会社勤めをしながらグラン・ディプロムを取得した4年半は、楽しさも苦しさも詰まった濃密な日々。もともと趣味のつもりだったはずが、この経験が松崎さんの人生を変えました。

 

インタビュー:東京校卒業生 松崎 恵理
インタビュー:東京校卒業生 松崎 恵理

上)料理研究家として、自身のスタジオで定期的に教室も開いている。下左・右)松崎さん著の検定公式テキスト「知っておきたい!栄養の基本が分かる本」は大学の教科書にも採用された。

グランディプロム取得時はまだ会社員だった松崎さんですが、そろそろ「本当に好きなこと、やりたいことをやるべき」と思い、「それは何だろう?」と自問。それが「料理+栄養」であり、その後の方向性が決まったと松崎さんはいいます。
人種が違えば食文化はまったく違う。日本人とフランス人の食生活も違うけれど、共に健康。食べているものが違っても、栄養という面から見たら中身は同じなのでは? そう考えたのが、松崎さんが栄養に興味を持ったきっかけだとか。
フランス料理は美味しいけれど、健康的じゃないって本当なの? 健康的な料理は味気ないって仕方ないことなの? そんな疑問や思い込みを払拭し、「美味しい」と「健康的」をつなぎたい…強い思いを抱き、松崎さんは食と健康の知識を広めるために精力的に活動しています。

 

ル・コルドン・ブルーを選んでよかったことは?
日本にいながらにしてフランスの文化に触れることができるのもル・コルドン・ブルーの長所だと思います。学校の建物に一歩入れば、そこはもうフランス文化の中。日本とフランスの違いをまさに体感しました。今も続くシェフや仲間たちとのつながりも貴重です。

ル・コルドン・ブルーでの経験が今の仕事にどう活かされていますか?
ル・コルドン・ブルーでの経験がなければ今の自分はないというぐらい、現在、仕事をする上でのベースが作られました。学び、身につけたことのすべてが今の自分に生きています。

これからル・コルドン・ブルーで学ぼうと思っている人へメッセージをお願いします
日々の授業、実習の一つひとつを丁寧に。それがきっとこの先の自分を支える柱になってくれるから。

2017/10/02

 

卒業生インタビュー

東京校 TOP

神戸校 TOP

フィルタ

インタビュー:東京校卒業生 中野 賢太

インタビュー:東京校卒業生 中野 賢太

大学在学時、料理人の道を模索していた中野さんは「料理をやるにもお菓子の知識は必要」とル・コルドン・ブルーの菓子講座を受講。習ったのは、「ガトー・モカ」や「モンモランシー」などクラシックなフランス菓子の数々でした。

フランス人の郷愁を誘う香ばしさ—— きな粉

フランス人の郷愁を誘う香ばしさ—— きな粉

豆腐や豆乳、味噌そして「きな粉」も、もともとは大豆。大豆を煎って粉末状にしたのが「きな粉」。たんぱく質や植物繊維を豊富に含むことから、注目を集めているヘルシーな食材のひとつ。その「きな粉」にシェフが初めて出合ったのは、7年前のことだ。

ジャパニーズスイーツの要、餡

ジャパニーズスイーツの要、餡

「12年ぐらい前でしょうか。まだ日本に住む前、旅行で訪れた際に初めて"餡"を口にして、非常に驚きました。フランスでは豆を砂糖で甘く煮るということはまずしませんから。食感も不思議でした」

これぞジャパニーズハーブ、しそという食材。

これぞジャパニーズハーブ、しそという食材。

「私が“しそ”と出合ったのは、もちろん日本に来てからです。フランスにはない食材ですから」 2000年に来日し、日本での生活も15年目を迎えたドミニクシェフ。しそとは日本食を通じて出合ったという。 「珍しくもあり、初めて味わった時からとても好感の持てる香りでした。」

190  - 198 からのニュース/イベント 202
TOP