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インタビュー:
東京校卒業生
大西 杏委

インタビュー 東京校卒業生 大西 杏委

新宿からほど近い中井の住宅街にたたずむ、かわいらしいベーカリーカフェ「キュイキュイ」。昨年10月にオープンしたこの店のシェフ兼店長が、2013年に東京校でパンディプロムを取得した大西杏委さんです。
学生の頃からカフェめぐりが大好きで、自分でもお店を開きたいという夢が芽生えた大西さん。その思いが高じ、また、子どもの頃からお母様の焼くパンを食べて育ち、お姉様も製菓学校卒業という家庭環境も背中を押して、大学卒業後に東京校に入学。本格的な技術を短期間で学べることが、ル・コルドン・ブルーを選んだ理由でした。

 

インタビュー 東京校卒業生 大西 杏委

経験ゼロで入学した大西さんを待ち受けていたのは密度の濃い授業。最初は何をメモしていいかもわからず、ついていくのがやっと。一日中パンだけに集中し、疲れきって帰るとそのまま倒れて寝てしまう日々が続きました。けれども、そんな密度の濃い毎日が自分を成長させてくれた、と大西さんは振り返ります。授業で学んだことは仕事をする上ですべての基礎となり、その基礎があるからこそ、「卒業後もずっと成長し続けることができる」と。

大西さんは研修プログラムも利用し、都内のベーカリーカフェで実地経験を積みました。研修期間後もそのまま引き止められて1年間仕事をしたといいます。そこで接客や調理を経験したこともいま役に立っているとか。また、東京校主催のレストランオープニングマネジメント講座を受講したことで、漠然としていた開業の夢が具体的・現実的になりました。

パン作りは楽しいけれど、仕事にしたらイヤになるかも…。そんな風に考えたこともあったという大西さん。でも、今はパンを焼くことだけではない喜びがあります。「お客様の反応を見ること、喜んでもらうこと、期待に応えること。それがすごく楽しい」そういって清々しく笑います。今も毎日、試行錯誤と挑戦を繰り返し、それを喜びに変えて、腕を振るっています。地元で愛されるベーカリーを目指して。

 

ル・コルドン・ブルーを選んでよかったことは?
年代も国籍もさまざまな仲間たちの熱意と個性に刺激を受け、やる気が出ました。失敗もしましたが、一つひとつ乗り越えることで自信につながったと思います。

ル・コルドン・ブルーでの経験が今の仕事にどう活かされていますか?
悩んだときに相談でき、応援してくれる仲間ができたことは心強いですね。自分で考え、一から作り上げたパンを「美味しい」と言ってもらえる喜びを知ったことは、今の仕事の大きな原動力です。

これからル・コルドン・ブルーで学ぼうと思っている人へメッセージをお願いします
私はまるで経験のない状態で入学して、一からパン作りを学びました。最初は大変ですが、「何も知らない」ことが逆に大きな力になることもあります。貪欲に、積極的にできる限りのことを吸収するつもりで臨んでください。

2016/09/15

 

卒業生インタビュー

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フィルタ

インタビュー:東京校卒業生 中野 賢太

インタビュー:東京校卒業生 中野 賢太

大学在学時、料理人の道を模索していた中野さんは「料理をやるにもお菓子の知識は必要」とル・コルドン・ブルーの菓子講座を受講。習ったのは、「ガトー・モカ」や「モンモランシー」などクラシックなフランス菓子の数々でした。

フランス人の郷愁を誘う香ばしさ—— きな粉

フランス人の郷愁を誘う香ばしさ—— きな粉

豆腐や豆乳、味噌そして「きな粉」も、もともとは大豆。大豆を煎って粉末状にしたのが「きな粉」。たんぱく質や植物繊維を豊富に含むことから、注目を集めているヘルシーな食材のひとつ。その「きな粉」にシェフが初めて出合ったのは、7年前のことだ。

ジャパニーズスイーツの要、餡

ジャパニーズスイーツの要、餡

「12年ぐらい前でしょうか。まだ日本に住む前、旅行で訪れた際に初めて"餡"を口にして、非常に驚きました。フランスでは豆を砂糖で甘く煮るということはまずしませんから。食感も不思議でした」

これぞジャパニーズハーブ、しそという食材。

これぞジャパニーズハーブ、しそという食材。

「私が“しそ”と出合ったのは、もちろん日本に来てからです。フランスにはない食材ですから」 2000年に来日し、日本での生活も15年目を迎えたドミニクシェフ。しそとは日本食を通じて出合ったという。 「珍しくもあり、初めて味わった時からとても好感の持てる香りでした。」

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