Le Cordon Bleu ロゴ

11月の生徒による
レストラン・イベント

今月の初め、料理上級クラス の生徒たちが、フォアグラ、マグロのタタキや仔羊などの華やかな5品のコースメニューを提供するポップアップ・レストランのイベントを開催しました。これまでLCBで6ヶ月弱をかけて学んできだ生徒たちの成果は、満員のお客様を喜ばせていました。

 

November Student Restaurant Event
November Student Restaurant Event
November Student Restaurant Event
November Student Restaurant Event
November Student Restaurant Event

 

上級クラスの生徒達は全員、卒業のための条件として、料理イベントを企画開催しなくてはなりません。メニューのコンセプトやミザン・プラス(下準備)、当日のサービスなど全てを自分たちで行わなくてはなりません。

 

November Student Restaurant Event
November Student Restaurant Event
November Student Restaurant Event

 

この一晩限りのポップアップ・レストランで、生徒たちは、レストランを運営するというスリル(そして挑戦)を体験しました。そして、生徒たちは、プロのキッチンでも通用する、卒業のレベルに達する技術を持っているということを先生であるシェフに認めてもらうためのチャンスでもありました。

 

November Student Restaurant Event


メニュー


フォアグラのクレームブリュレ、スパイス仕立て、 キャラメルと青りんご添え
スパークリング・ワイン
« Charles Lafitte, Brut Prestige, Chardonnay blanc »
*****
マグロのタタキ、アボガドのムスリーヌ、サフランのチュイル
白ワイン  
« Jean-Claude Mas, Les Gres, Chardonnay Réserve, Pays d’Oc,
cépage Chardonnay 2016 »
*****
ラム肉のデュオ、ロース肉のローストと肩肉のピティヴィエ
タマネギソース、ラムのジュ

Textures of Onion, Lamb Jus
赤ワイン
« Albert Bichot, Luberon La Bichette, Bichot Meilleur,
cépage Grenache, Syrah 2014 »
*****
カマンベールのパンナコッタ、シードルのジュレ、梨コンポート、
メルバトースト
*****
ダークチョコレートとオレンジのムース
マンゴとパッションフルーツ
*****
アーモンド・ダコワーズ、抹茶のガナッシェ
コーヒー

この日の二人のチームリーダーにお話を聞きました。 Yuan-Ping さん(左) と、Yu-Ti さん(右)のお二人です。

 

November Student Restaurant Event

 

Q: 何を担当していましたか。

YP: 私はデザートチームのリーダーで、デザートを2つ担当していました。私の主な役割は、チームを導いてレシピの決定をし、材料の準備と注文の管理、そしてイベント当日の全体の監督でした。

YT: 私は同じように前菜のチームリーダーで、前菜2品を担当しました。チーム内のコミュニケーションが取れていることを確認し、当日、全てをスタンダードなレベルに達するように準備しました。ポップアップ・レストランの夜には、全ての料理がチームの目指している味と食感と盛り付けであるかどうか、確認しました。

 

November Student Restaurant Event

 

Q: 予想外の挑戦とはなんでしたか?

YP: 私達のチームはどちらも材料の問題が出てきて、即興で問題を解決しなくてはなりませんでした。でも、最も予想外であったのは、私はお菓子の経験があるのですが、チームの他の人は全くその経験がなかったことです。これが一番大変でした。最良の結果を出すことの責任が私にかかってきたからです。チームメートに技術的なことを指導しなくてはなりませんでした。そんなことは、今までやったことがありませんでした。

YT: レシピを考えることは予想以上に難しかったです。アイデアはたくさんありましたが、シェフはなかなか納得してくれませんでした。味や質感を考えてテストを繰り返すことが、こんなに時間がかかり、大変だとは思っていませんでした。

Q: このイベントから何を学びましたか?

YP: 私はレストランで働いたことはありません。この経験をして、トップレベルのキッチンで働きたいと思うようになりました。品質を保ちながら大量の料理とサービスをどのように捌いていくのか、知りたくなりました。それから、どのようにチームに指導するのかというのも見てみたいです。

YT: レシピを作ることでたくさんのことを学びました。例えば、一つのソースのために様々なバリエーションを作って、納得がいくまでテストしました。これは、自分でレストランを経営し新しい料理を出すときに、絶対にやります。お客さんがどういったものが好みなのかは、彼らの意見を聞かなければわかりません。特に初めの段階では、フィードバックをもらってベストの状態になるまで、自分の料理を洗練させて行くことが重要です。

 

November Student Restaurant Event

 

年4回行われる私達のポップアップ・レストランのイベントは、どなたでもご参加いただけます。学生たちと彼らの料理の夢をサポートし、 あなた自身の夢を追求する!きっかけとなるかもしれません!

2018/11/19

 

受講プログラム

お問合せ

フィルタ

インタビュー:東京校卒業生 中野 賢太

インタビュー:東京校卒業生 中野 賢太

大学在学時、料理人の道を模索していた中野さんは「料理をやるにもお菓子の知識は必要」とル・コルドン・ブルーの菓子講座を受講。習ったのは、「ガトー・モカ」や「モンモランシー」などクラシックなフランス菓子の数々でした。

フランス人の郷愁を誘う香ばしさ—— きな粉

フランス人の郷愁を誘う香ばしさ—— きな粉

豆腐や豆乳、味噌そして「きな粉」も、もともとは大豆。大豆を煎って粉末状にしたのが「きな粉」。たんぱく質や植物繊維を豊富に含むことから、注目を集めているヘルシーな食材のひとつ。その「きな粉」にシェフが初めて出合ったのは、7年前のことだ。

ジャパニーズスイーツの要、餡

ジャパニーズスイーツの要、餡

「12年ぐらい前でしょうか。まだ日本に住む前、旅行で訪れた際に初めて"餡"を口にして、非常に驚きました。フランスでは豆を砂糖で甘く煮るということはまずしませんから。食感も不思議でした」

これぞジャパニーズハーブ、しそという食材。

これぞジャパニーズハーブ、しそという食材。

「私が“しそ”と出合ったのは、もちろん日本に来てからです。フランスにはない食材ですから」 2000年に来日し、日本での生活も15年目を迎えたドミニクシェフ。しそとは日本食を通じて出合ったという。 「珍しくもあり、初めて味わった時からとても好感の持てる香りでした。」

190  - 198 からのニュース/イベント 202
TOP