
清涼な香りが創造力をかき立てる香辛料、ワサビ
「色は淡く、味もまろやか。辛みが強くなる前の、ワサビを取り寄せました」 微笑みながらギヨムシェフが取り出したのはワサビ。直径約5cm、長さで20cmはある立派なサイズだ。
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上質なフレンチをカジュアルにいただける、麻布十番「カラペティバトゥバ!」。昨年8月のオープン以来、既に人気のイタリアン、恵比寿「アルトロ!」。グルメな人々の間でも評価の高い、この2店舗のオーナーが2007年に東京校で料理ディプロムを取得した、長 雄一さんです。
長さんは都内のフレンチレストランでソムリエとして長く勤務。ワインや食材の仕入先業者とも交流を深める中で、自身の考えを形にするべく、独立・開業を考えるようになります。レストランを立ち上げるにあたり、厨房に立つシェフの気持ちを理解したいと思い、歴史と実績あるル・コルドン・ブルーへの入学を決めました。短期間でも本格的な実習を行うカリキュラムが魅力でしたが、感度の高い女性が生徒に多い印象があり、今レストランに求められていることが実感できる環境、という期待もありました。
それまで“食”に関わる業界で仕事をしていても、料理の経験はなかったという長さん。東京校の授業は楽しかったと振り返りますが、「やはりフレンチの決め手はソースだということ、簡単そうに見える料理でも、緻密な準備の上に成り立つとわかったこと」は、大きな収穫だったと言います。開業した店に足を運んでくれるような友人ができたことも嬉しかったとか。
自らを「料理人ではなくサービスマン」という長さんは、サービスを大切に考えています。経営するレストランは「上質な料理を肩肘張らずにリラックスして楽しんでもらう」ことがモットー。料理だけ、ワインだけでは楽しい時間は出来上がらない。どうやったらお客様に楽しんでいただけるか、総合的に考えることが重要という長さん。人気店の秘密はそんな姿勢にあるのかもしれません。
2019/4/17
「色は淡く、味もまろやか。辛みが強くなる前の、ワサビを取り寄せました」 微笑みながらギヨムシェフが取り出したのはワサビ。直径約5cm、長さで20cmはある立派なサイズだ。
「12年ぐらい前でしょうか。まだ日本に住む前、旅行で訪れた際に初めて"餡"を口にして、非常に驚きました。フランスでは豆を砂糖で甘く煮るということはまずしませんから。食感も不思議でした」
「私が“しそ”と出合ったのは、もちろん日本に来てからです。フランスにはない食材ですから」 2000年に来日し、日本での生活も15年目を迎えたドミニクシェフ。しそとは日本食を通じて出合ったという。 「珍しくもあり、初めて味わった時からとても好感の持てる香りでした。」
「昆布は日本で非常にベーシックな食材。日本料理という文化の根本に、昆布があると感じていました」 昆布をテーマに選んだ理由をそう語るギヨムシェフ。
「私が初めて味噌と出合ったのは来日してすぐ。そう、味噌汁です。何の違和感もなく、好きになりました。ステファン・レナシェフがこの食材と出合ったのは7年前。「日本人なら誰もが親しむ味ですから、これから日本で料理をしていくなら、味噌を使わない手はないだろう、すぐにそう思いました」」
2006年に来日して以来、まもなく10年が経つパトリック・ルメルシェフ。日本の文化も食材も大好きだというシェフが日本を感じる食材として、今回選んだのは“桜”。日本でも、とてもシーズナルな食材である。
進化する“SAKE”。料理への転化が面白い。「ワインと日本酒、毎晩飲むのはどちらかですね~。今、日本酒がとっても面白いです」ワイングラスで香りを楽しみながら、嬉しそうにそう教えてくれたのは、日本校マスター・シェフ、ドミニク・コルビ。
年末のお楽しみと言えばヴァンショー(ホットワイン)が付きもの、これをジュレに仕立てました。ドライフルーツたっぷりのスペキュロスとヴァニラアイスクリームを添えれば、お祭り気分を盛り上げる簡単デザートの出来上がりです。
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