
清涼な香りが創造力をかき立てる香辛料、ワサビ
「色は淡く、味もまろやか。辛みが強くなる前の、ワサビを取り寄せました」 微笑みながらギヨムシェフが取り出したのはワサビ。直径約5cm、長さで20cmはある立派なサイズだ。
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10月24日、在日フランス商工会議所は設立100周年を祝い、神戸ポートピアホテルにてパーティを開催しました。ル・コルドン・ブルー神戸校はこの記念すべきパーティのデザート部門を担当しました。
在日フランス商工会議所《 La CCI France Japon 》は1918年に設立され、日本とフランスのビジネス界を結ぶ交流機関として発展してきました。神戸は横浜と並ぶ、発祥の地の一つ。パーティは日仏交流の歴史をたどる構成となっており、会場には歴史的な写真や資料が展示され、来賓として兵庫県知事・井戸敏三氏をはじめとする錚々たる人々が列席しました。参加者は日仏の100年に思いを馳せながら、ビュッフェとワインやシャンパン、神戸出身のシャンソン歌手によるコンサートなどを楽しみました。
ル・コルドン・ブルー神戸校からは菓子・パン講座担当のフィリップ・キュルシェフ講師によるマカロンやプティ・アントルメなどのデザートを提供。ひと際華やかなビュッフェテーブルが人々の注目を集めていました。
2018/11/21
「色は淡く、味もまろやか。辛みが強くなる前の、ワサビを取り寄せました」 微笑みながらギヨムシェフが取り出したのはワサビ。直径約5cm、長さで20cmはある立派なサイズだ。
「12年ぐらい前でしょうか。まだ日本に住む前、旅行で訪れた際に初めて"餡"を口にして、非常に驚きました。フランスでは豆を砂糖で甘く煮るということはまずしませんから。食感も不思議でした」
「私が“しそ”と出合ったのは、もちろん日本に来てからです。フランスにはない食材ですから」 2000年に来日し、日本での生活も15年目を迎えたドミニクシェフ。しそとは日本食を通じて出合ったという。 「珍しくもあり、初めて味わった時からとても好感の持てる香りでした。」
「昆布は日本で非常にベーシックな食材。日本料理という文化の根本に、昆布があると感じていました」 昆布をテーマに選んだ理由をそう語るギヨムシェフ。
「私が初めて味噌と出合ったのは来日してすぐ。そう、味噌汁です。何の違和感もなく、好きになりました。ステファン・レナシェフがこの食材と出合ったのは7年前。「日本人なら誰もが親しむ味ですから、これから日本で料理をしていくなら、味噌を使わない手はないだろう、すぐにそう思いました」」
2006年に来日して以来、まもなく10年が経つパトリック・ルメルシェフ。日本の文化も食材も大好きだというシェフが日本を感じる食材として、今回選んだのは“桜”。日本でも、とてもシーズナルな食材である。
進化する“SAKE”。料理への転化が面白い。「ワインと日本酒、毎晩飲むのはどちらかですね~。今、日本酒がとっても面白いです」ワイングラスで香りを楽しみながら、嬉しそうにそう教えてくれたのは、日本校マスター・シェフ、ドミニク・コルビ。
年末のお楽しみと言えばヴァンショー(ホットワイン)が付きもの、これをジュレに仕立てました。ドライフルーツたっぷりのスペキュロスとヴァニラアイスクリームを添えれば、お祭り気分を盛り上げる簡単デザートの出来上がりです。
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