インタビュー: パリ校卒業生 市田裕司
軽井沢の豊かな緑の中に佇む、開放感あふれる瀟洒な建物。店内に入れば、ショーケースには宝石のように美しいケーキや総菜、パンが並び、訪れる人の歓声を誘います。
9/9(土)、東京校マスタークラスに「コンラッド東京」のペストリーシェフである岡崎正輝シェフが登場、シェフが得意とする飴細工をテーマに講義が行われました。
岡崎シェフは国際的に有名なコンクール「ル・モンディアル・デ・ザール・シュクレ2012」の優勝者。そのコンクールで披露した美しい縞模様のシュクル・スフレ(内部に空気を吹き込み、丸く立体的な形にした飴細工)は、それまで誰も試したことのなかったテクニックです。岡崎シェフが初めて披露したことで注目を集め、いまでは世界中に広まっているとか。
講座ではシュクル・スフレをはじめ、さまざまな飴細工の技法を教えていただきました。
講義は活発に質疑応答が行われ、楽しい雰囲気の中、進められました。岡崎シェフはリクエストに応え、「牡丹」の花びらも実演。その後、受講者のほとんど全員が特別に花びら作りを体験させてもらいました。完成した美しく見事な作品を見て、皆から感嘆の声が!
シェフからは、最初の頃はコンクールに出場しても成績が振るわず、悔しさをバネに練習に励み、美術館にも通って努力したことなど、ご自身の体験談などさまざまな話を交えて、親身にご指導いただきました。
「コンラッド東京」のアフタヌーンティーは連日満席になるほど大盛況、週末の予約は難しいようですが、平日だと若干席に余裕があるとのこと、興味のある方はぜひ訪ねてみてください。
岡崎シェフ、貴重な機会と素晴らしい授業をどうもありがとうございました!
2017/10/02
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