
インタビュー:東京校卒業生 大藪 佳代子
自家製酵母と国産小麦、厳選された素材を使ったこだわりのパンで評判のBakery & Café KOaA(こあ)。オーナーシェフの大藪佳代子さんは、2010年に東京校でパンディプロムを取得。川崎市・高津の住宅街でひと際目を引くモダンなベーカリーはご自宅兼店舗で、建築家であるご主人の設計だそう。
スペルト小麦は、全粒小麦の一種。かすかに甘いヘーゼルナッツのような風味が特徴です。加熱すると、ふわりと軽くなり、リゾットにぴったりなアルデンテな歯ごたえが生まれます。今月は、トランペット茸、トリュフ、ラングスティーヌを組み合わせた豪華な一皿をお届けします。
4人分
調理時間:約1時間
見た目も麗しい一皿の中に、素朴なスペルト小麦と高級なラングスティーヌとトリュフを合わせるという、非常に食材のコントラストの印象的な料理です。なんといっても新年のお祝いですから、おのずと飲み物はスパークリングワイン、もっと言えばシャンパーニュということになるでしょう。選ぶなら、フルボディーの熟成したタイプ。これなら、トリュフの強い香りや、スペルト小麦の歯ごたえや、エビのデリケートな身をしっかり受け止めてくれます。オーク樽で熟成したワインの率が高く、ピノノワール主体で、ボトルで長期熟成させた Philipponnat Royale Reserve Brut NVがふさわしいでしょう。手に入らなければ、オールドヴィンテージのシャンパーニュか、あるいは購入してから2,3年たった辛口のノンヴィンテージのシャンパーニュを選ぶといいでしょう。(飲まずにがまんして取ってあればの話ですが!)
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