インタビュー: パリ校卒業生 市田裕司
軽井沢の豊かな緑の中に佇む、開放感あふれる瀟洒な建物。店内に入れば、ショーケースには宝石のように美しいケーキや総菜、パンが並び、訪れる人の歓声を誘います。
本科パン講座上級サーティフィカの生徒たちがこれまでに身につけた技術と成果を披露するイベント「パンビュッフェ」。各クラスでテーマを決め、作ったピエスや一口サイズのパンをプレゼンテーション。ご来場の皆様に見学・試食していただきます。
3月末、2017年冬学期のパンビュッフェが行われました。その様子をレポートします。
3/17(金)、パンビュッフェのスタートを切ったのは中国語クラスです。テーマは「ハワイ」とあって、サングラスにミニウクレレ、ハイビスカスや白い砂、貝殻を上手に使ったデコレーションが素敵! 会場に入った途端に外の寒さを忘れ、一気に夏気分です。きれいに並べられた一口サイズのパンも、レタスやアボカドのグリーン、ロースとビーフやサーモンの赤、卵の黄色とカラフルで楽しい仕上がり。他のクラスの生徒たちや生徒の友人・知人も大勢集って盛り上がり、会場は本物のハワイさながら熱気に包まれました。
翌3/18(土)は日本語クラスです。テーマは「フランスの2つの港街 Saint Malo & Marseille」。プレゼンテーションは細かいところまで手作りが多く、パンに刺してある旗は一つひとつにル・コルドン・ブルーのロゴ入り! 帆船を模したピエスを見れば、その帆にもロゴが。そんなこだわりがカッコいいのです。パンも同様に細部まできれいに仕上げてありました。材料の説明や豆知識も添えられ、それを読んで「へえ~!」と感心しながらパンを食べる参加者も。パンと一緒にフランス文化もお届けできたようです。
3/20(月・祝)は英語クラス。テーマは「四季」で、中央のテーブルにそれぞれの季節を象徴するピエスが飾られ、電車で四季を旅するという趣向です。春は桜、秋は紅葉のかわいらしいピエス。冬はドミニクシェフのカーヴィングによる氷のトンネル! さまざまな種類が並んだパンには、桜の花びらを飾ったタルトや焼肉入りの春巻き風パンなど変り種もあり、楽しい試食になりました。生徒たちが参加者に積極的に話しかけていたのも印象的。彼らが授業で学んだこと、抱いている夢をお聞きになった方も多いのではないでしょうか。
クラスごとの違いも楽しめるパンビュッフェ。それぞれに美味しいパンと完成度の高いプレゼンテーションには、きっと驚かれるでしょう。生徒たちはもちろんシェフやスタッフとも気軽に話ができる良い機会です。本科講座をご検討中の方は、ぜひ一度お訪ねください。
2017/05/23
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