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【神戸校】招待シェフによる特別講座 ドミニク・コルビシェフによる スペシャル・デモンストレーション

 

ドミニク・コルビシェフの経歴を語るうえでは、ラ・トゥールダルジャンと深く関係していることは、とても有名な話です。
若くして、ラ・トゥールダルジャン本店副料理長となり、その後、ラ・トゥールダルジャン東京ホテルニューオータニ総料理長として来日されました。
以来、約20年ちかく日本で活躍し続ける、ドミニク・コルビシェフの料理哲学には、目を見張るものがあります。
いつも好奇心いっぱいのドミニク・コルビシェフは、フランス、日本を愛し、日本の食材においては、常に探求と研究を重ねておられ、災害被災地の復興を目的とした食材応援事業をはじめ、今や、数々の地方自治体、地場産業への研究開発の取り組みや、子供の食育の授業など、日本への社会貢献事業となっています。

今回、神戸校でお招きした、ドミニク・コルビシェフのスペシャル・デモンストレーションでは、フランス料理を学ぶうえでは、当然ご存知な方も多い、ラ・トゥールダルジャンといえば有名なスペシャリテ、「鴨料理」。 この鴨料理、といっても、使用されるのは、厳選された特別な素材のみが使用されます。

ドミニク・コルビシェフを特別講師でお迎えし、使用された素材の鴨は、ラ・トゥールダルジャンと同じ、贅沢にも、シャラン産の鴨。
その中でも、ビュルゴー家の「エトゥフェ」と呼ばれる、体内に血を残す方法(窒息死)で屠殺された鴨です。体内に血液を残すことで、色鮮やかな赤身と、より味わい深くジューシーな仕上がりになります。 こういった、素材選びや、正確な知識の大切さを講義の中で学ぶことができました。
また、スパイスを使うことで、料理に奥行きと香りで広がりをもたせるというドミニク・コルビシェフならではの、伝統を重んじ、常に新しい斬新なオリジナル料理として生まれ変わる、「ドミニク・コルビの魔法」とも呼ぶべき、その独自のスタイルを惜しげもなく、皆様に教えていただきました。

五感を使って、料理を楽しむ。
料理を作るときも、食べるときも。

完全に、ドミニクワールドに会場が包まれた一夜となりました。