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研修プログラム体験記

ル・コルドン・ブルーでは、2008年1月より、本科の料理・菓子・パン講座のディプロムを優秀な成績で取得された生徒を対象に、研修プログラムをスタートさせました。
代官山校で2007年秋学期にディプロムを取得し、2月に研修プログラムに参加した第1期生の研修体験記がまとまってきましたので、順次ご紹介します。

米津かほりさん
研修先: エメ・ヴィベール/デザート・菓子

ル・コルドン・ブルーに通いながら、レストランでデザートの仕事をしているのですが、さらにいろいろ勉強をしてスキルアップをしたいと思い、今回の研修プログラムに参加しました。
研修先だったエメ・ヴィメールは、焼き菓子、デザート、ウエディングケーキ、引き菓子とすべて手作りでしたので、仕事内容的には大変な部分もありますが、成長出来る職場だと思いました。スタッフの方々には、忙しい時であったにもかかわらず、いろいろ教えて頂き、研修に参加してよかったと実感しています。
現場においては、学校で習ったことを前提に、それをどのように実践に生かしていくか、あらためてなるほどと思う事がたくさんあり、とても自分にプラスになりました。
現場の雰囲気は、かけ声や返事の大きさに圧倒されましたが、勢いがあり、みんなが一所懸命に仕事をしていました。それぞれのポジションの人が責任を持って仕事を行い、場合によってはお互いをサポートするなど、協力的に仕事が流れていました。シェフが、料理は一人では作れないと言っていたのが印象に残っていますが、チームワークが大切だということを感じました。
それから、現場では、整理・整頓、衛生を厳しく言われていましたが、ほんとうに清潔な職場でした。さらに、シェフをはじめスタッフのみなさんも、職人としてのみならず、人間的にも尊敬出来る方々ばかりで、この研修でお菓子作りと同じくらいに、仕事をする上で人としてどうあるべきかと言う大切なことを学んだような気がします。
現場の過酷な労働の中で、あんなに美味しく、素敵なデセールが作れることに、プロとは言え、本当にすごいことだと感動しました。
つらい時もありましたが、エメ・ヴィメールで研修出来た事は、ほんとうによかったと思います。一生忘れられない貴重な経験でした。

エメ・ヴィベールはこちらから

萩原真紀さん
研修先: フラウラ/パティスリー

将来、自分のお店を持ちたいと言う夢があり、現場経験と技術習得のために、今回の研修プログラムに参加しました。
研修先では、量産するお菓子の合理的な作り方、商品としての焼き菓子を個別包装する際の注意点、チョコレートの扱い方、材料を無駄にすることなくお菓子を製造していくことなど、たくさんのことを学ぶことが出来ました。現場の中では、シェフやスタッフのみなさんのお菓子作りに対する情熱を間近で感じられ、プロとして菓子作りに取り組むいい緊張感が流れていました。当然時間に追われた作業も多く、大変なこともあり、決して楽しいことばかりではありませんが、そういった状況の中から学ぶことは、自分次第でたくさん見つけられるのだということも感じました。
また、今回の研修を通して、他の研修参加者の方々とも連絡を取り合うようになり、情報交換をしていくうちに、仲間としての絆が深くなったことも、収穫のひとつです。このような、人間関係やお菓子業界の人々とのつながりの大切さも学べたように思います。
研修プログラムに参加して、現場を知ることが出来て、私にとってはとても良いチャンスでしたし、今後の自分の進路も見え始めてきました。


平岩理栄さん
研修先: エメ・ヴィベール/料理

レストランで実際に働くことで、一流の仕事とはどういうものかを感じ取りたいと思い、今回の研修プログラムに参加することを決めました。毎日が刺激の連続で、1ヶ月で終わってしまうのが本当に惜しいと感じるほどに充実した研修でした。レストランのスタッフの方々には、優しく丁寧に基本的なことから、専門的なことまで教えて頂き、想像以上にいろいろな仕事が経験出来て、大変勉強になりました。現場も、けじめのあるとてもいい雰囲気で、仕込み中は、仕事を淡々と進めるなかにも、和気あいあいとした温かい空気が流れ、しかし、一度営業が始まるとシェフの指揮のもと、規律あるぴりっとした空気に変わり、それは見ているだけでも鳥肌が立つほど素晴らしいものでした。
フォンを取る人や各部門の担当がそれぞれ、数え切れないほどの仕込みをした後、オーダーが入ると、お互いのサポートをしながら皿に盛り付け、ソースをかけ、最後にシェフのゴーサインが出た後、サービス担当の人に手渡され、初めてお客様に提供されます。一皿の料理を出すまでには、数え切れないほどの仕込みと人の手がかかっているということを実感し、どの行程一つとして欠かすことの出来ない大切な仕事だということを学びました。
一流のレストランとは、このような一連の仕事でプロの手によって料理が作られ、さらには、料理を出すタイミング、温度、リピーターの方や客の好き嫌いへの配慮まで、すべてにわたりお客様を大切にする気持ちが料理に表れていて、それが人の心を打つのだということを知りました。
それから、レストランの徹底した衛生管理にも感心させられました。毎日営業が終わった後に、銅鍋をピカピカに磨き、作業台を洗剤で洗い磨き、床磨き、コンロ磨きといった作業を行います。このような日々の行いが、スタッフのプロ意識につながり、結果は店の信用につながるのだということをあらためて実感しました。
今回の研修では、たとえどんな単純な仕事でも誠実に正確にこなすことと、何事にも積極的に取り組むことを心がけましたが、その姿勢が次第に周囲に認められ、結果多くのことを教えて頂き、仕事もさせてもらえたのだと思います。エメ・ヴィメールで研修が出来て、本当によかったと思います。

エメ・ヴィベールはこちらから

三國はなさん
研修先: フラウラ/パティスリー

学校で学んだ技術をさらに向上させ、自分のお店を持つという目標に向けて、研修経験を少しでも活かしたいという思いからこのプログラムに参加しました。
フラウラは、雑誌でもよく紹介されているお店ということもあり、想像をはるかに超える忙しさでしたが、緊張感があり、師弟、上下関係がしっかりして、挨拶や返事などの基本がきちんと教育されている気持ちのいい現場が印象的でした。ラボで2週間、ラッピング(菓子の袋詰め)作業を2週間経験して、お菓子屋さんの全体の流れを学ぶことが出来ました。また、学校のように、菓子1台の作業に最初から最後まで関わるわけではなく、行程の一部を任されて作業を行うため、同じ技術を繰り返すことで、特化して上達出来るというメリットがありました。さらに、この研修を通して、作業の効率性、スピード、そして、作業一つ一つに意味があり、それをきちんと理解して行うことの大切さを学ぶことが出来たことと、菓子作りにおいて、デコレーションやラッピング、すべてにおいて「バランス」が大切であるということを実感しました。
このような研修プログラムは、将来、菓子屋で働く目標のある人にとっては、現場の雰囲気を体験出来るいい機会だと思います。自分の技術、目標ともに「経験」しなければ気づかなかったことを知る意味で、非常に意義のある研修でした。そして何より、自分の将来の目標を固めていく上で、これから何が必要なのかという課題が掘り起こせたことが、自分にとって最大の収穫でした。一ヶ月という短い期間にも関わらず、いろいろと指導して頂いたフラウラに感謝しています。

安田華織さん
研修先: パリセヴェイユ/パティスリー

ル・コルドン・ブルーでの勉強を終え、将来はパティシエを職業にしたいと考えるようになりました。
今までにパティスリーで働いた経験がなく、実務経験を積みたいと思い、このプログラムに参加することにしました。
契約の1ヶ月半は、自分にとって期間が少し長いように感じていたのですが、実際この期間だったからこそ、得たもの、学べたものは多かったと思います。
ホワイトデーの時期でお店自体がとても忙しく、研修時間を、他のスタッフと同じ時間に延長させてもらえるようにシェフにお願いしました。労働時間が長くなり、体力的にも大変でしたが、少しずついろいろな仕事をさせてもらえるようになり、お店の方々とのコミュニケーションも取りやすくなったので、結果的には、仕事の雰囲気にもなじめて、自分自身がとても楽になりました。いろいろな作業を見ることが出来たことが良かったと思います。
具体的な仕事としては、主に型塗り、計量、仕上げ、仕上げ用のフルーツの下処理、焼き菓子の生地の仕込みなどをして、忙しい時は包装などにも携わっていました。
自分の仕事に対する責任、協働の大切さ、毎日の的確な作業が、美味しいお菓子のクオリティを保っているのだと、現場の仕事を経験したことで、強く実感しました。
プロの現場ですから、もちろん厳しさもありましたが、スタッフのみなさんがいい方々で、いい雰囲気の環境でした。
私が研修した「パリセヴェイユ」では、生菓子、焼き菓子、コンフィチュール、ヴィエノワズリー、デザート菓子と幅広く見ることが出来たので、とてもいい勉強になりました。